アーノルド・パーマー招待Vはフランチェスコ・モリナリ。過去9カ月で4勝と絶好調のモリナリだが、この勝利は彼にとって特別なものになった。
というのもモリナリは今月5日、キャロウェイと契約を結んだばかり。「キャロウェイのプレーヤーとして最初の勝利となっただけに、本当にうれしい。クラブの変更はクレージーなものなんかではなかった。私はキャロウェイのクラブが自分に合っていると知っていたんだ」と語る。
これまでモリナリはクラブ契約フリーで、昨年、全英オープンで優勝した際にはパターのベティナルディとボールのタイトリスト以外をすべてテーラーメイドで統一していた。それが新契約して即優勝とは……。
クラブ契約の変更で調子を崩す例が少なからずあり、また、最近ではメーカーとの使用契約で縛られることを嫌い、契約フリーのプロが増えるなか、モリナリとキャロウェイの契約を奇異に感じたファンも多かったはず。しかし、実際にはモリナリは、自分の納得のいくクラブをキャロウェイに作らせていたようだ。アイアンのエイペックスプロは、日本で鍛造させた世界に3セットしかないもので、オデッセイのパターは「自分のアイデアで作られた最初のパターで、最初からいい感じだった。いくつか試してみて悩んだが、フィル(ミケルソン)の助けもあって、いまのものに決めた」という。そのパターで、モリナリは18番で約14mのパットを沈め、優勝を確実なものにした。
快進撃が続く予感!?
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