マキロイプレーヤーズVマスターズ獲りに視界良好!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/9号
2019/04/05更新

マキロイプレーヤーズV
マスターズ獲りに視界良好!

 ローリー・マキロイがプレーヤーズ選手権で優勝を飾った。メジャー超えの賞金225万ドル(2億5000万円)をゲットし、次なる獲物=マスターズに照準を合わせた。

 昨年のアーノルド・パーマー招待以来およそ1年ぶりのツアー15勝目。「オーガスタとセッティングが似ているコースで生涯最高のゴルフができた」と喜びを口にした。

 今年は出場5試合すべてで6位以内に入っているが勝てず、ようやく手にした勝利が“第5のメジャー"とも呼ばれる同選手権。「チャンスは何度もあったけれど、ものにできなかった。でもその経験は無駄じゃなかった。最終日は“今日は僕の日だ"と自分に言い聞かせていた」

 20代(5月で30歳)でメジャー4勝を含む15勝を挙げたのはニクラス、タイガーにつぐ3人目。4月11日からのマスターズに勝てば、ギリギリ20代でのキャリアグランドスラム達成となる。

 思えば11年のマスターズでマキロイは優勝目前までいきながら終盤崩れ、15位に終わっている。だがその悔しさをバネに同年の全米オープンでメジャー初制覇。そこから14年までコンスタントにメジャーを制してきたが、5年前の全米プロを最後に足踏み状態。「以前はメジャーの歴史や重みをそれほど意識していなかった。でも最近はそれを痛いほど感じる。ゴルフを愛しすぎている面もある。それがかえってメジャー獲りを難しくしている」

 弊誌連載でもおなじみの佐藤信人プロは「プレーヤーズで活躍した選手がマスターズで優勝する傾向がある」と分析。その法則どおりなら、あのときの“忘れ物"をマキロイが取り返す?「プレーヤーズ選手権に初出場したのが19歳。結果は予選落ち。落ち込んでバーに行ったらドリンキングエイジ(飲酒年齢)に達していないと追い出された(苦笑)。あれから10年。感慨深いね」

 マキロイは8年前につかみ損ねたグリーンジャケットに袖を通すのだろうか?

  
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