日本ゴルフツアー機構(JGTO)が、メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長)と、オフィシャルパートナー契約を結んだ。
具体的には、JGTOが独立した1999年から実施されているトータルポイントランキングに冠がつく。同ランキングは、平均ストローク、平均パット数、パーキープ率、パーオン率、バーディ率、イーグル率、ドライビングディスタンス、FWキープ率、サンドセーブ率の9項目を数値化したもの。「メルセデス・ベンツトータルポイントランキング」の年間1位には、メルセデス・ベンツと賞金100万円が贈られる。
MBJは、2012年から日本女子プロゴルフ協会(LPGA)とオフィシャルパートナー契約を締結している。成績と出場試合をポイント化する、男子とはまったく違うランキングだが、こちらの年間1位は「メルセデス・ベンツ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」としてメルセデス・ベンツと賞金500万円が贈られる。また、2018年からは3年シードも付与されるようになった。
このタイミングで男子とも契約した理由について「メルセデスと関係性が強いゴルフへのサポート。男子ツアーを通じて、これまで出会わなかったお客様にも(メルセデス・ベンツ)に興味を持ってもらえる機会になれば」と、上野社長。LPGAとの関係も「ゴルフは知らない世界なので、LPGAとは『いっしょに考えていきましょう』と言ってやってきました。年を追って付加価値をつけてきた経験があります」と、ともに育んできたことを強調した。JGTOとの契約年数は明らかにしなかったものの「短期ではなく継続的に仕事ができれば」と、複数年の可能性をにおわせた。トーナメント開催については今のところ考えていないという。
同ランキング1位に対して、シードなどを付与するかについては「まだ、契約したばかりだから」(JGTO青木功会長)と、今後の課題となりそうだ。
試合数を増やすこととスポンサー探しに必死のJGTOにとっては、ある意味“救世主"登場といったところのMBJとの契約締結。
この縁、大切に!
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