高級ブランド、PXGのフィッティングセンターが東京と大阪にオープンするという。
PXGは億万長者であるボブ・パーソンズ氏が私財を投じて作ったメーカーで、潤沢な資金力を背景にリディア・コーをはじめとする有力プロとの契約で、ツアーでも存在感を高めている。日本では、クラブ契約フリーの成田美寿々がアイアンを愛用しており、今シーズンは尾崎将司がテストしているという情報もある。ドライバーは1本16万円以上、アイアンは1本6万円以上するという高額な価格も相まって、クラブにこだわりが強い富裕層に人気になっているようだ。
東京は、レッスンスタジオの激戦区である赤坂で、3月23日にオープンしたばかり。驚くのは大阪だ。単なるフィッティングスタジオではなく、3階建て141打席、奥行き300ヤードの大規模練習場をPXG自ら運営するという。建物の外壁には、PXGの巨大ロゴがデザインされ、夜には雄大な大阪の夜景が一望できるという点でも“贅沢な"スポットになっている。
メーカー側は「ブランドの世界観を伝達すること、日本での浸透が目的です。PXGのポテンシャルを最大限に引き出すことを目標としております」(PXGジャパン セールス&マーケティングディレクター、沖村哲也氏)と説明する。フィッティング前提のカスタムクラブということで、その機会を増やしたいという意図があるようだ。
富裕層向けブランドだけに、一般ゴルファーには敷居の高さも感じるが「経済力というよりも、自分に適したクラブを求めてやまない、ゴルフ探求層がターゲット」(同沖村氏)。ここでしか買えないアパレルとグッズも展開予定。興味があっても試す機会のなかったゴルファーにはチャンス!
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