ジュニアにゴルフを薦める方法
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/9号
2019/04/05更新

ジュニアにゴルフを薦める方法

 ジュニアゴルファーを増やすにはどうしたら良いのか? 先ごろイングランドゴルフ協会が発表した「ジュニア市場の理解」というガイドが参考になるかもしれない。

 イングランドゴルフ協会のジュニアゴルフ大使(ちなみに、4人の「子ども大使」もいる)のエミリー・ファーニスさんは「誰もが次のローリー・マキロイになりたいと思っているわけではない。若者のなかには、友人を作りたくて、とか単にゴルフが楽しいから、とクラブに入っている人もいる」と語り、〝ジュニア〟といってひとくくりにするのではなく、個々のニーズに応じた対策を取ることが重要だと主張する。

 ガイドでは、実際にジュニアを7つのタイプに分け、どういうアプローチをすれば良いかを提言している。7つのタイプというのは、競技に挑戦するタイプ、チームプレーヤータイプ、活動的スポーツ好き、繊細で音楽好き、クリエイティブタイプ、集中して技術を身につけるタイプ、メディア好きという7タイプ、例えばこのうち、一度ゴルフに興味を持てば94%が将来もゴスポーツ好きのタイプ。このタイプは水泳やサッカー、陸上、ラグビー、クリケットなど平均で4つのスポーツを楽しんでいるものの、ゴルフはスポーツとして眼中にない人もいるという。つまり、こうしたタイプのジュニアにゴルフの情報を与え、両親とともにゴルフの楽しさを教えれば、ゴルフにハマる可能性が高いとか。

 次にゴルフにハマる可能性が高いのは、競技に挑戦するタイプ。このタイプはゴルフは年配者のスポーツと思っており、費用と時間がかかることがネック。親の影響でスポーツを選ぶ傾向があることから、オールドファッションのイメージを払拭させ、親とともに、まずは〝短いゴルフ〟を体験させていくのがいいようだ。

 基本はプライベートクラブのジュニアメンバーを増やすためのガイドだが、ゴルファー人口増に参考になることも少なくなさそうだ。

  
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