米男子ツアーのバルスパー選手権でポール・ケーシーが連覇を達成。今季は40代の選手の活躍が続く。
ダスティン・ジョンソンと最終日最終組を回り、逃げ切ったケーシーは「コースがすごく難しかったからミスもしたけれど、それは皆も同じ。いいゴルフで勝ち切れて本当にうれしい」。
昨年は、じつに9年ぶりに今大会で勝星を挙げ「まるで初優勝のような気分だった」と言うが、勝ち出したら勝つものである。それはマット・クーチャーも然り。11月のマヤコバクラシックで5年ぶりに勝利を収めたと思ったら、2カ月後、ソニーオープンで早くもシーズン2勝目。
AT&TペブルビーチプロアマではケーシーとV争いを演じたフィル・ミケルソンが逆転優勝を飾った。参考までにミケルソン48歳、ケーシー41歳、クーチャー40歳である。“第5のメジャー"プレーヤーズ選手権でも5月で49歳になるジム・フューリックが大活躍。一時単独トップに立ち、最後はローリー・マキロイに再逆転され単独2位に終わったが存在感を見せつけた。
タイガー・ウッズも43歳。ツアーには“30代最強説"があるが、これだけベテラン勢が実力を発揮すると40代にもまだまだメジャー勝利の可能性を期待せずにはいられない。
世界ランク1位のジョンソンもバルスパーの最終日は「決して悪いプレーではなかった」と言いながら、バーディを1つも奪えず6位タイに後退。たとえショートゲームの上手い飛ばし屋でも、難コースになればなるほど飛ばないベテランにスコアメークで負けることがある。来たるべきメジャーシーズン、40代から目が離せない。
余談だが、バルスパーではキャディが着用するベスト(ビブ)に選手が好きな文言を入れられる。前年王者のケーシーが選んだのは『ザ・チャンプ』。「来年もこれが使える」と41歳は胸を張った。
【関連記事】こちらも注目です!
2019/03/08 ピンポジが違っていた!でも、3Hで3アンダー。P・ケイシー
2018/08/30 タイガー、ミケ、ケーシー40代の躍動にファン歓喜
一覧へ戻る
|