週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

カモン！豪州ゴルファー。
豪雨被災地ゴルフ場復興プロジェクト

　ゴルフツーリズム商品（ゴルフパッケージツアー）で、昨年７月の西日本豪雨被災地復興支援を行うプロジェクトが始動している。

　これは経産省の「ＨＡＳＨＩＷＡＴＡＳＨＩ　プロジェクト」（事務局、ＮＴＴアド、グローバルビジネス推進局）の一環。内容は兵庫県・岡山県の５つのゴルフ場や各エリアの観光、日本体験を組み合わせたゴルフツーリズム商品造成を行い、オーストラリアを拠点に富裕層向けのゴルフツーリズムを扱う「ＡＹＭＧＯＬＦ ＴＯＵＲＳ」という旅行会社で販売するというもの。

　同商品をプロデュースしたのはゴルフツーリズムの実践的分野を研究している第一人者、札幌国際大学教授・北海道大学観光学高等研究センター客員教授の遠藤正氏。今回は豪雨によって利用者が減ってしまった岡山や兵庫のゴルフ場を、ゴルフツーリズムによるインバウンド促進によって支援しようという狙い。

　今年１月中旬、遠藤プロデューサーによる事前視察を経て、豪州の旅行会社を招聘し、岡山県や兵庫県７つのゴルフ場、観光地、宿泊先などを１週間かけて視察。豪州市場に向けた旅行商品を造成したという。

　内容は５月14～23日の日程で岡山や兵庫のハイグレードなホテルに９泊、ゴルフは岡山県で３ラウンド（鬼ノ城ＧＣ、山陽ＧＣ、東児が丘マリンヒルズＧＣ）、兵庫県で２ラウンド（花屋敷ＧＣ、ＡＢＣＧＣ）。また岡山後楽園などを訪ねたり、着物試着、茶道体験、京都日帰りツアーなど盛りだくさんで、価格はツインルームで税別６８８０豪州ドル（53万円余り）。シングルルームで９４８０豪ドル（74万円弱）と、想像ほど高くはない気も……。

　「遠藤先生を中心に入念に取り組み、作り上げたゴルフパッケージツアーです。順調に販売は進んでいると聞いています」（同事務局、勝間田歩さん）

　ぜひ、成功してほしい！

　　
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