マスターズの前週に開催されたオーガスタナショナル女子アマに"意外な人"が招待され、驚きの声が上がった。
今年から始まった“マスターズの女子アマ版"といった同大会に、ナンシー・ロペス、アニカ・ソレンスタム、ロレーナ・オチョア、パク・セリが招待された。言わずと知れた女子プロ界のレジェンドの面々だが、もちろんこの4人がアマチュア資格を復活させたわけでもなく、プレーするわけではない。試合期間中に開催されるパーティに招待され、決勝ラウンドのスターターとして、1番ホールでティショットを披露する役。
オーガスタナショナルのフレッド・リドレー会長は「オーガスタでプレーする若い選手たちは、この4人のプレーや才能、発言に魅了されて育ってきている。この4人のレジェンドの出席とサポートが選手たちを励ますに違いないでしょう」と語る。
オーガスタナショナル女子アマはリドレー氏がオーガスタナショナルの会長になって始めた最初の大事業で、いわば肝入りの大会。ある意味、この4人を“広告塔"として招待したと言えるだろう。
「女性のゴルフは、さまざまな形で発展してきたが、この選手権はゴルフに興味を抱かせ、ゴルフを成長させるもう一つの大きな出来事になるでしょう」と語るのは、招待された1人、ロペスだ。ロペスは大会前、女子のトップアマ2人とともにニューヨークを訪れ、同試合を中継するNBCとマスターズを放映するCBCのテレビに出演して、大会を宣伝する一方、ニューヨーク証券取引所では、ティファニー製のトロフィーを披露している。
女子ゴルフの発展を願うレジェンドたちとリドレー会長の思惑が重なったということなのだろう。果たして成果はいかに……。
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