タイガー・ウッズのマスターズ優勝は関係する企業に大きな経済効果をもたらしているが、個人でも大きな利益を得た人がいた。
アメリカで一躍“時の人"になっているのが、ウィスコンシン州在住の株式ブローカー、ジェームズ・アドゥチさん(39)。
アドゥチさんは、ラスベガスの大手ブックメーカー(賭け屋)ウィリアム・ヒル社が設定したマスターズの優勝者を当てる賭けで、オッズが14 /1(1の掛け金で14+1=15の払い戻し)のタイガーに8・5万ドル(約940万円)の大金を投じた。スポーツの賭けは、これが人生初だったという。しかも、儲けは「借金の返済にもあてる」と話していることから、金持ちの趣味などでもなく、まさしく人生の“賭け"に出た博打と思われる。
それが見事的中!
15倍の127・5万ドル(約1・4億円)となって戻って来た。
この額は同社の単一ゴルフ競技を対象にしたベットでは過去最大の払い戻し額で、「タイガーの復活は偉業だが、我が社にとってはとても手痛い、大きな損失になってしまった。しかし、ゴルフ界にとっては素晴らしい一日だった」と同社の幹部はコメントしている。
損失を出したのはもちろん同社だけではない。アメリカのゴルフメディアは他のブックメーカーでも大損が出ていると伝えている。ゴルフのメジャー競技では、本命のオッズは通常一桁。それに比べるとタイガーの15倍は魅力的で、予想以上に多くのベットファンが購入したのだろう。
そして、この結果を受け、ブックメーカー各社は来月の全米プロでは、タイガーを8/1の一番オッズに据えている(2番手はマキロイとD・ジョンソンの12/1)。当たれば9倍の配当。さて、ベットファンの反応は?
【関連記事】こちらも注目です!
2018/01/26 早くも2018メジャーオッズ発表希望的観測も
2019/04/26 恒例、マスターズのオッズ発表!本命マキロイ穴はバッバ
一覧へ戻る
|