レギュラーとシニアツアーの両方でキャリアグランドスラムを達成したのはこの世でゲーリー・プレーヤー(83)だけ。その彼がPXGと用具契約を結んだ。
マスターズ3勝の御大は今年も朋友ジャック・ニクラスと名誉スターターを務めたが、そのとき手に握られていたのがPXG 0811X GEN2ドライバーだった。キャディバッグをのぞくとドライバーからパターまで14本すべてがPXG。マスターズ直前に契約したとのことで「私のゴルフ人生の大切な時期をPXGと歩むことに決めました。端的に言ってこのクラブは素晴らしい」と新相棒を絶賛。
PXGの創始者でCEOのボブ・パーソンズ氏も「ゴルフ界でもっとも目覚ましい活躍をしたひとりと契約できて光栄。PXGの顔に相応しい」と、ご満悦だ。
プレーヤーはこうも語っている。「ゴルフは正解のないパズル。60年以上プレーしてきていまだになにが正しいかはわかりません。でも道具がいかにスコアメークの助けになるかだけはわかっています」
一番のこだわりはドライバー。「年齢はただの数字だがいくつになってもゴルファーは飛距離を追い求めるもの」。PXGはそんな83歳の飛距離欲を満たしたというわけだ。
若かりしころ、優勝インタビューで「妻よりも(当時使っていた)このドライバーを愛している」とコメント。それを知った妻の逆鱗に触れてしまったという。「家に帰ったら妻の姿がない。探し回って寝室を見たらベッドの上にネグリジェに包まれたドライバーが置いてあったよ。“そんなにお気に入りならこの子と一緒にお休みください"というメッセージつきでね」と爆笑エピソードを披露したことも。「プロには飛ばないボールを、アマチュアには規制を取っ払うべき」という持論のプレーヤーだが、自分のことになるとやっぱり飛ぶのがお好きみたい?
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