最近、"話が面白い"としてメディア露出の増えているブルックス・ケプカに、またまた新しいエピソードが。
実はケプカ、フィル・ミケルソンのことが「長い間、嫌いだった」というから、何やら穏やかではないのだが、理由は……。
ケプカが8歳か9歳のとき、マスターズを観戦したという。「90年代の終わりの頃だ。子どもだったから、選手たちのサインを集めるのに夢中になった。50人くらいのサインを集めたかな。タイガーには会えなかったけど、会えた選手からはほとんどサインをもらえた。自分が選手になってわかったが、子どものサインを求める声は無視できないんだよね」とケプカ。「それで、最後に駐車場に行って、フィル(ミケルソン)にサインを求めたんだけれど、彼は『ノー』。ショックを受けたよ。そのときは、自分がフィルにサインを断わられた唯一の子どもなんだと思ったんだよ!」。ケプカ少年は以来、アンチミケルソンに。
その後、プロゴルファーとなったケプカは2014年の全英オープンの練習ラウンドでミケルソンと一緒になったときに、そのときのことを聞いたという。「なんとフィルは覚えていなかった。彼が言うには、多分、駐車場に子どもが入ってはいけなかったので『ノー』と言ったんだろう、と」。その後、ケプカはミケルソンにサインをもらい、誤解は解け、めでたし。
しかしながら、最近は悪質な業者が子どもを使い、選手にサインをもらわせ、それをオークションサイトで売るという悪行が横行している。ちなみに某オークションサイトでは、選手のサイン入りマスターズのピンフラッグが販売されていたが、2004年ミケルソンのサイン入りフラッグは282ドル。2017年のセルヒオ・ガルシアのフラッグは192ドル。それに対して、2005年のタイガーは1613ドル。こうなると、今年のマスターズのタイガーサイン入りグッズが出たらどうなるのか、気になるところだが……。
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