欧州ツアーが障害者ゴルフのプログラムを立ち上げた。将来、パラリンピックの正式競技の採用を目指しているようだ。
欧州ツアーは欧州障害者ゴルフ協会(EDGA)と協力し、7月のスコットランドオープンと11月にドバイで開催されるDPワールドツアーチャンピオンシップの期間中に、36ホールの障害者の試合を開催するという。
欧州ツアーのキース・ペリーCEOは「障害のあるゴルファーたちに、2つのワールドクラスのゴルフ場でプロと並んで、競技ゴルフをする機会を提供できることに興奮しています。ただ、これは始まりに過ぎません。さらなる目標として2021年には障害者ゴルファーの世界ツアーを立ち上げたい。そのために、EDGAと今後も協力し合うことを楽しみにしています」と語っている。
EDGAはすでに、欧州に限らず、南アやオーストラリアなどでも試合を開催している。カテゴリーは、手足に障害のある人、聾唖者、視覚障害者の3つがあり、さらにネット、グロス、ステーブルフォードでの障害者ランキングも発表。つまり、欧州ツアーの新プログラムとはいえ、EDGAの障害者ランキングの上位者の試合を2試合加えるだけの話に近く、ツアー側の負担はさほど大きくはない。また、EDGAからすれは、欧州ツアーという“権威"が加わることで、認知度が高まり、直接的、間接的な寄付金集めなどが可能になる。それにより障害者の世界ツアーに発展できれば、パラリンピックの正式競技になることも夢ではなくなるというわけ。
ちなみに、同発表の後、欧州ツアーは長年ブラインドゴルフに献身してきたISPS(国際スポーツ振興協会)の半田晴久氏を障害者ゴルフプログラムの名誉大使にすることも発表している。
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