全米プロゴルフ選手権でカート使用を許可されたジョン・デーリー。今度は7月の全英オープンでのカート使用を申請したというが……。
ベスページブラックCで行われた全米プロでは「カートで回るには難しいコースだ」と身勝手な愚痴をこぼし、結果、予選落ちに終わったデーリー。「自分はひざが痛くても歩いた」とタイガー・ウッズに皮肉もいわれたが「試合に出るのは楽しい」とご満悦だった。
全米プロではひざの故障を盾に「障害を持つアメリカ人法(ADA)」に訴えカート使用を勝ち取ったが、歴代チャンピオンとして出場を予定している全英オープンはどうなるのか?
世界最古のメジャーを主宰し、ゴルフルールを司るR&Aは次のようなコメントを発表した。
「ジョン・デーリーの全英オープンでのカート使用について本人から許可申請を受け、現在その案件を検討中です」
5月末の時点ではリクエストが正式に受理された段階だが、米メディアによれば「許可される可能性は十分ある」という。
今回の全英オープンは北アイルランドのロイヤルポートラッシュで開催される。カートパスが整備されているアメリカのコースと違い、ヨーロッパのコースは歩いて回るのが基本。ロイヤルポートラッシュも然りで、その点を考えると果たしてデーリーだけのためにカート使用が許可されるのか不透明だ。
本人は「ゴルフは楽しいし競技できるレベルにある。全英ももちろん出たいよ。歴代チャンピオンにはなにがあっても出場する権利がある」と強気。全米プロの会見では「人工ひざに交換する手術を受けるのには若すぎる、と医者にいわれている」といい、しばらくはひざ痛と折り合いをつけながらのプレーが続きそう。全英でデーリーは見られるのか?
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