週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

パーカＯＫ？
英ゴルフ界がドレスコードを巡って〝燃えている〞

　ゴルフコースのドレスコード、特に子どもの服装規定をめぐってイギリスのネットが炎上している。

　問題となっているコースはイギリスのアウルトンヒルという有名クラブ。ラフな服装の子どもたちにゴルフを教えているコーチが、クラブ側から批判をされたという。それを受けて、トーマス・デバインというコーチは「ゴルフクラブのオフィシャルたちの頭は、19世紀のままだ」と語り、さらに「パーカやトレーニングパンツで、子どもたちにプレーさせるかって？ そう、私たちはさせている。これは重要なことだと思う」と、子どもの写真と共にＳＮＳで発信した。

　するとたちまちこの情報がネット上で拡散。40万人ほどの人が写真や書き込みを見た。反応は極端だった。もちろん“伝統主義者＂からの批判の声もあったのだが、大方はコーチへの賛同の声だったのだ。

　とくに欧州女子ツアーの美人選手として人気を博し、いまはテレビでゴルフ解説をしているヘンニ・ズエルが、ＳＮＳ上でデバイン氏を擁護し、「私は服装規定を無くすべきだと固く信じています。緩和や改善ではなく、完璧になくしてしまえばいいと思っているの」と語ったことから、話が大きくなることに。

　もっとも、デバインコーチは「ゴルフに興味を持ち、熱中し始めた子どもたちに対するどんな障害も取り除かれるべきだと思う。一方、私たちはゴルフのマナーもエチケットもきちんと教えている。子どもたちが年齢を重ねれば、服装について理解もするだろうしマキロイやファウラーら人気選手の着ているものを真似するようにもなるだろう」と語っており、服装規定そのものを否定しているわけではない。

　ゴルフ場のドレスコードについて、あなたはどう考える？

　　
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