ヘイニー、アウト!タイガーの元コーチが”差別発言”
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2019/06/25号
2019/08/07更新

ヘイニー、アウト!
タイガーの元コーチが”差別発言”

 全米女子オープンを前にタイガー・ウッズの元コーチ、ハンク・ヘイニーの失言が炎上した。

口は災いの元です!

 大会前日、ラジオ番組でメジャー大会の優勝者を予想したヘイニー。「韓国選手が勝つんだろう」とアッサリ。司会者も「妥当な線ですね」。するとへイニーは「あくまで予想だけどね。ただ、名前はわからないよ。リーだけでも5、6人いるからね。リー(日本表記はイまたは李)と言っておけば当たるだろう。レクシーもミッシェル・ウィも故障しているし」と、小馬鹿にしたようなことを口にした。

 これに猛反発したのがケガのため大会出場を見合わせたウィ。「韓国系アメリカ人の女子プロとして、ヘイニーの発言にはがっかりさせられたし憤りを感じました。人種差別や女性蔑視は笑いではすまされない時代よ、ハンク。恥を知りなさい」とツイッターで糾弾したのだ。

 するとカリー・ウェブやアニカ・ソレンスタムらがウィに「よくぞ言った!」と賛同。

  ヘイニーがツイッターで謝罪することに。「(ラジオで)無神経な発言をしたことを後悔しています。韓国人プレーヤーが努力でいまの状況を築いたのはわかっているし、不快な思いをさせて申し訳ない。頂点を目指して戦っている女子選手を尊敬しているしこれまで男女、人種を問わず指導してきました。これからもそうします」

 だがウィの怒りは静まらない。「韓国人に限らずツアーで戦う女子たちはさまざまな犠牲を払って、気の遠くなるような時間をゴルフに打ち込み全米女子オープンの舞台に立っているのです。賞賛されてもバカにされる筋合いなんてない」と痛烈なメッセージをヘイニーに宛てた。

 百歩譲ってヘイニーは韓国勢なら誰もが強いということを伝えたかったとしよう。だが、選手を十把一絡げのように扱った発言は完全に“アウト"と言えるだろう。さらに、ヘイニー発言の後、当の全米女子オープンは……。詳細は下段記事へ。

  
【関連記事】こちらも注目です!
2017/12/14 ヘイニーの予想的中。タイガーイズバック!
2011/11/14 アジアの子どもは有望。タイガーの次はジュニア育てるとヘイニー

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト