ヘイニーに「もっとも大きな復讐」全米女子Vは韓国のイ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/06/25号
2019/08/07更新

ヘイニーに「もっとも大きな復讐」
全米女子Vは韓国のイ

 全米女子オープンを制したのは、韓国のイ・ジョンウン6で、奇しくもヘイニーの「優勝はリー(イ)じゃない?」発言が当たる結果に。

 KLPGA入会の同姓同名選手が多く、6番目ということから「イ・ジョンウン6」の名で登録されている20歳。韓国時代は“ホットシックスの愛称で呼ばれていたが、今回、通算6アンダーで優勝したことから「イ・ジョンウンにとって6は幸運の数字」(『聯合ニュース』)と報じられ、過去にパク・セリなども制したメジャー制覇ということで「韓国人10回目の全米女子オープン優勝、イ・ジョンウン6が“強い韓国"を証明」(『ニュースパム』)との見出しも踊った。

 大会前に問題視されたハンク・ヘイニーの発言を引き合いに出しながら、「韓国女子ゴルフ卑下発言に対するもっとも大きな復讐」(『中央日報』)、「12年間で韓国8人が優勝。 全米女子オープン、事実上コリアオープン」(『朝鮮日報』)と対抗心剥き出しに報じるメディアもあったほどだ。

 そんななかで大きく取り上げられたのが、涙の優勝会見。幼い頃の経済面での苦労や、交通事故で車いす生活を余儀なくされている父との逸話を紹介し、「賞金でラーメンを食べたい」という庶民的なところも受けて好感度もアップ。彼女の帽子には2017年からスポンサーである韓国の中堅建設会社「テバン建設」の文字があるが、そのテバン建設もイ・ジョンウン6効果で知名度アップに成功したという。

 6月4日に発表された世界ランクでは5位となり、各メディアから「東京五輪出場の夢が見えてきた」とこぞって報じられている。昨年の日本女子ツアー、サロンパスカップで3位と活躍した折、「何者?」と騒がれたときとはもはや隔世の感がある。

 現在、6月。ホットシックスの勝利がもうひとつくらい来たりして……。

  
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