ベン・ホーガンの秘密を人工知能AⅠが明らかにした? というお話。
第2次世界大戦と交通事故がなければ、ジャック・ニクラスやタイガー・ウッズを超える記録を残しただろうともいわれる名手ホーガン。そのスウィングの“神髄"は、ライフ誌が1955年に1万ドルを支払って出版にこぎつけたという彼の著書「モダンゴルフ」で紹介されているが、まだまだ“謎"が多いともいわれているのだ。
そんなホーガンのスウィングを当時の写真やビデオをもとに「スウィングAI」という会社が分析。ホーガンのデビュー当時のものと、ピーク時のものを比較している。
プロのデビュー初期は、フックに悩んだホーガンだが、猛練習の結果“ホーガンフェード"という弾道を完成させている。「ストレートなボールを打てないのなら、初めから曲げて打つことを考えたほうがいい」と語ったというホーガンだが、それが、AIによる分析で明らかになり、ピークのホーガンのスウィングがほぼ完璧であったことが改めてわかった。
このスウィングAIは、スウィングインデックスという21の項目を10点満点で評価しているが、初期のものは、照準(8ポイント)、ボールの位置(8)、ひざの曲げ(8)、そしてグリップ(6)でピーク時を下回っているが、左手のストロンググリップを改善し、下半身を水平に回転するようになったピーク時では、照準の9ポイント以外は、残りの20項目すべて10ポイント、ほぼ完璧に近い数字を叩き出している。
自分のスウィングがどのくらいホーガンに近いのか、スウィングインデックスのアプリがあるというから試してみては?
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