上には上がいますが。全英女子覇者G・ホールに大英帝国勲章
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/2号
2019/08/19更新

上には上がいますが。
全英女子覇者G・ホールに大英帝国勲章

 昨年の全英女子オープンの覇者、ジョージア・ホールが大英帝国勲章を受勲した。

 叙勲者リストは、毎年6月の第2土曜日に発表される。ホールには事前に知らされていたようで「勲章を受けるのは信じられないくらい名誉なこと。この素晴らしいニュースをみんなに黙っていることは、本当に大変だった。そして今、やっと勲章を受けたと話すことができるようになって幸せよ」と語った。

 ホールの受勲は2017年、18 年に欧州女子ツアーの賞金女王となったことや全英女子オープンの優勝といった功績が評価されてのこと。日本でいえば、勲三等レベルのMBEという勲章だ。今後、正式に、ジョージア・ホールMBEと書くことが許されることになる。

 大英帝国勲章とは“神と帝国のための騎士団"の勲章で、さまざまな格があり、上位二階級にナイト(女性の場合はデイム)がいて、そこから下に司令官、将校、団員となる。この団員に当たるのがMBEだ。今年は、ミュージシャンで美術家のM・I・AがやはりこのMBEを受勲している。

 ゴルファーでは過去にはローラ・デービーズや、サー・ニック・ファルドも受勲している。ニック・ファルドの場合は、1988年にMBEの称号を得て、その後2008年にMBEのまま、ナイト・バチェラーに叙されて「サー」の称号が使われるようになった。デービーズは、88年にMBE、2000年に司令官に当たるCBE、2014年に男性でいうところのナイトであるデイム(DBE)を受勲している。格からいえば、デービーズはミュージシャンのエルトン・ジョンや映画監督のスティーブン・スピルバーグと同じでファルドより“上"となる。

 ホールもMBEで満足せずに(?)、メジャーなどで勝ち続ければ、その称号の格式を上げることができる。

  
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