"クラス11"はもう古い?米ツアーでは"クラス19"なる新勢力が台頭しそうな予感だ。
日本の女子ツアーは“黄金世代"や“プラチナ世代"が話題だが、米ゴルフ界ではジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、ザンダー・ショーフリーら11年に高校を卒業した“クラス11"が有名。若手の代表格と目されていた彼らも26歳、27歳になり次世代を迎え撃つ存在になった。そしてこの夏、彼らを脅かす有望な若手が相次いでプロデビュー。デビュー年にかけ、早くも〝クラス19"の呼び名がついた。代表格は今年のマスターズと全米オープンでローアマを獲得したノルウェー出身のビクトル・ホブランド。オクラホマ州立大在学中の昨年、全米アマに優勝し世界アマチュアランキング1位になった逸材だ。
そのホブランドと大学ゴルフ部のチームメイトでオールアメリカンにも選ばれているマシュー・ウルフは99年生まれ。卒業を待たず先のトラベラーズ選手権でプロデビューした。
さらにカリフォルニア出身でUCLAバークレー校出身のコリン・モリカワも注目選手のひとり。昨年は一時世界アマチュアランキング1位に浮上したこともあり全米オープンでは前出のホブランドとローアマを争った。
「僕らは大学時代に凌ぎを削ってきた仲間。追いつ追われつなんです」とウルフがいえばホブランドは「学生時代と違い自分のペースで練習できる。誰かが練習を終わるまで待ったりしなくていいからプロは自由ですね」。
全米オープンではジャック・ニクラスの最少スコア記録を塗り替え12位タイの好成績を収めたホブランド。20歳になったばかりの彼らを見ていると、若いと思っていたスピースやトーマスがベテランに見えてくる。なにはともあれ“クラス19"は要チェックだ。
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