米PGAの下部ツアーが「ウェブドットコムツアー」から「コーンフェリーツアー」に変わった。
1990年に「ベンホーガンツアー」としてスタートし、その後、ナイキ、バイコム、ネーションワイド、ウェブドットコムと名前を変えて成長してきたが、今後10年は冠スポンサーも落ち着きそうだ。
コーンフェリー社のゲーリー・バーニソンCEOは「私たちはPGAツアーとのパートナーシップに興奮しています。ツアーも私たちの組織も"才能"を扱っています。選手や人々を次のレベルに、彼らのキャリアを先に進めさせる……。人はチャンスをたくさん提供されない限り、可能性をフルに活かす方法を発見できません。コーンフェリーとコーンフェリーツアーは、そんなチャンスを提供します」と語る。
コーンフェリーは世界50カ国で8500人の従業員を抱えるコンサルタント会社。人材戦略やヘッドハンティングで知られる会社なので、レベルアップを目指す下部ツアーと相性が良いというわけだろう。会社の業務内容やイメージとあったスポンサーが見つかったことで、下部ツアーは少なくとも2028年のシーズンの終わりまで安泰となったと言えそうだ。
米ツアーでは、直接レギュラーツアーのメンバーになれるQスクールがなくなり、下部ツアーから最低50人がレギュラーツアーに昇格できるようになった。すると、2017年の下部ツアー卒業者の8人が昨シーズンのレギュラーツアーで優勝、昨シーズンの卒業者4人が今年すでにレギュラーツアーで優勝している。
下部からの這い上がり組としてはジャスティン・トーマス、ジェイソン・デイ、バッバ・ワトソンなどもおり、下部ツアー出身者でメジャー23勝。コーンフェリーツアーは今後もチャンプをぞくぞく輩出するだろう。
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