今週の女子ツアーは新規トーナメント「資生堂アネッサレディスオープン」。アネッサとは日焼け止めの商品名。そう、ゴルファーは紫外線とも戦い続けているのだ……。
美白プロ上田桃子もアネッサ契約
資生堂は同大会を開催するだけでなく、2015年からLPGAのオフシャルパートナーとしてスポンサードし、女子プロたちの日焼け対策を含めた美容ケアを行っている。また同商品の契約を上田桃子、渡邉彩香、三浦桃香らと結んでいる。
資生堂の日焼けケア商品の先陣を切ったのは1966年のサマー化粧品のキャンペーンだった。当時19歳だった前田美波里をキャンペーンガールとした広告は社会現象に。エキゾチックな風貌、水着姿で横たわるポーズのポスターは貼る度、持ち去られるほどブームを巻き起こした。ただし、その頃は紫外線をカットする日焼け止めではなく、むしろこんがり小麦色に“焼こう"という商品だった。太陽に当たらないとビタミンDは形成されない。夏、陽を浴びていれば冬、風邪をひかない体質になるというのが、その頃の常識だった。ゴルファーの女子も男子も日焼けしているのが当然だった。
常識が逆転したのは90年代に入ったころ。オゾン層の破壊で紫外線が以前よりも強力になっていることが知られるようになってから。アネッサの登場は1992年だ。肌の老化、皮膚ガンの原因にもなると言われ、現在ではプロゴルファーもいかに日に焼けないかに腐心している。
さらに、資生堂は今回のトーナメントのほか、「企業対抗レディスゴルフトーナメント」に特別協賛するなど、ゴルフをツールとした商戦に積極的。同社のような大手企業の参入は、ゴルフ界にとって大いに歓迎すべきことだろう。
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