ミュアフィールドでは初の女性メンバー12人が誕生したが、アメリカでは若い女性ゴルファー増加中というデータが。
アメリカのゴルフ団体、NGFの調べでは、昨年ゴルフコースでプレーした女性ゴルファーは、過去8年間で14%増加して、約570万人に達したという。男性を含めたゴルフ人口は2420万人なので、まだ全体の約23・5%だが、さらに500万人の女性が「ゴルフにとても興味がある」と答えており、まだまだ伸びる可能性があるという。
女性ゴルファーの平均年齢は41歳だが、最も人数が多いのは18~29歳の年齢帯というデータも出た。アメリカのゴルファー全体の年間平均ラウンド数は17・9回に対して、女性ゴルファーのラウンド数は14・6回。中年以上の女性ゴルファーのラウンド数は、男性より多いといわれているので、若い世代は人数は多いがラウンド数はかなり少ないということになる。
昨年末、クラブプロの団体であるPGAオブ・アメリカ会長に女性として初めて選ばれた、スージー・ウェイリー氏は「女性ゴルファーが『歓迎されている』と感じるのが大切。自分で選んだゴルフ場でプレーを楽しめたかどうかにかかっている」と語る。だからこそ、まずはロッカールームの整備や戦略性がありながら距離の短いレディスティなどの充実を訴えている。
以上のデータや流れから見て、学校の体育や課外授業、ガールスカウトの活動にゴルフを取り入れるなど、さまざまなキャンペーン、プログラムなどで、若い女性ゴルファーの人数自体は増えている。ただ、まだラウンドを多くこなすほどの熱心なゴルファーには育っていない。こういった女性をどうつなぎ止め、定着させるかが、今後の課題だろう。
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