全米オープン2勝のレティーフ・グーセンがシニア初勝利を挙げた。米チャンピオンズツアーのメジャー(ブリヂストンシニアプレーヤーズ選手権)勝利に、クールガイも笑いが止まらなかった。
「最後に勝ってから10年たっているからさすがに緊張した」というホールオブフェーマー(殿堂入りメンバー)は、最終日の上がり2ホール連続バーディで後続を振り切り2打差でゴール。
「2日目までは良いプレーができたけれど、3日目はコースにやられた」と69・62の好スコアでトップに立ったものの、3日目に75 を叩いて2位に後退。最終日も出だしでいきなりボギーを叩くなど苦しみながら「終盤巻き返せたのが大きかった」と振り返った。
舞台は長年レギュラーツアーのWGC-BS招待のホストコースだったファイヤーストーンCC。「まずはフェアウェイをキープしないと話にならない。でもフェアウェイからでも気を抜くとすぐにトラブルになる。すごくタフだけれど素晴らしいコース。風も吹いたし、難しい状況をはね返せたことがうれしいね」
今年2月に満50歳の誕生日を迎えシニアデビューを果たしたが、すぐには期待したほどの結果が出ずに本人もすっかり意気消沈していたという。しかし、5月末の全米プロシニアで単独4位に入ったあたりから試合中「いい意味の緊張感があって昔優勝争いしていたころの心境を思い出した」という。
奇しくもレギュラーツアーのジョンディアクラシックではグーセンと同じ南アフリカ出身のディラン・フリッテリが初優勝を飾っており、同郷の大先輩ゲーリー・プレーヤーは大喜び。
「親愛なる友、グーセンがチャンピオンズツアーで初優勝。この1勝をきっかけにこれからどんどん勝ってほしい」とツイッターに綴り、若手には「全英オープン行き最後の切符を勝ち取ったフリッテリ。この波に乗っていけ!」とエールを贈った。
シニア初Vがメジャーとはさすが南ア勢は大舞台に強い。
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