ユウカ・サソウ(笹生優花)が、全米ガールズジュニア選手権で優勝した。
サントリーレディスで優勝した鈴木愛(右)と
「この勝利はいろいろな意味で私に役立つと思います。こんな経験ができたことに感謝しています。アメリカでの勝利は本当に特別なもの。とくにアジアに住んでいる私にとっては、本当に難しいことだったんです」と、喜色満面で語ったサソウ。
サソウはすでに日本のファンにもおなじみ。6月のサントリーレディスで最終日のバック9を30で回り、7位タイ(ベストアマ)だったのも記憶に新しい。この時はまだ17歳だったが、6月20日で18歳に。それだけに今後の進路が気になるところだが……。
4月のオーガスタナショナル女子アマ3位タイの実績などもあり、20年秋のジョージア大学入学は内定。サントリーレディス時は「大学でチームプレーを体験してみたい」と話しながら、日本のプロテスト受験の選択肢もあると話していた。しかし、今回のアメリカでの勝利により、米女子ツアー参戦の可能性も実現味を帯びてきた。
サソウは日本人の父とフィリピン人の母を持ち、現在、日本とフィリピンの二つの国籍を持つ。住んでいるのはフィリピンで、フィリピンレディスオープンを一昨年、昨年と2連覇。昨年のアジア大会でもフィリピンチームと個人で二つの金メダルを獲得している。
今回の試合では「自分はすぐに神経質になるタイプ。だから最近は大きな自分の目標に集中するようにしています」と語っていた。
日本語、英語、フィリピン語を操り、憧れの選手はローリー・マキロイ。驚くほどスケールの大きな選手。ぜひ、注目を。
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