昨年9月4日の台風21号と6日の北海道胆振東部地震で、多くのコースが被害を受けたことは昨年弊誌でもお伝えしたが、うれしい"復活の便り"が聞こえてきた。
当時「コースの8割方に亀裂が入ってしまった」と話していた茨戸CC(石狩市)が「エムアール茨戸カントリークラブ」として再スタートした。7月20日がプレオープンで8月5日にはグランドオープンを果たす。
50年の歴史を誇り、地元の人に愛されているコース。被害の大きさから一時は自力再建を断念し閉鎖さえ危ぶまれたが、地元企業が名乗りを挙げ、再建にこぎつけた。
倒木、地割れ、液状化、配管問題、カート道の崩れなど問題は山積だったという。幸い今年は雪解けが早かったが、コースの復旧作業が本格的に行われたのは6月から。約1月半で再オープンという急ピッチの作業だったが、ベストシーズンに向け見事復活!
支配人の宮下智博氏は「親子二代でメンバーという方もいらっしゃるコースです。そんな方たちのためにも、新オーナーさんに拾っていただく形で、歴史をつなぐことができたのはほんとうに良かったと思っています」と喜ぶ。
地元のメンバーたちは“待ちかねた"とばかりに、予約を入れているという。20日のプレオープンもすぐに予約がいっぱいとなり、再オープンの記念式典への参加希望者も多数。グランドオープンに向け、問い合わせもぞくぞくと入っているという。
北海道はこれからがいいシーズン。いちばんの支援はコースに行ってプレーをすること。夏休みの北海道旅行を計画している方はゴルフを組み込んでみてはどうだろうか。
一覧へ戻る
|