ザンダー・ショーフリーが怒っている。
全英オープンの練習ラウンドの火曜日の夕方、彼のドライバー、キャロウェイのエピックフラッシュが不適合と判定されてしまった。ショーフリーは試合に使うドライバー探しに奔走。初日にはしっくりくるドライバーが見つからず74。2日目はある程度満足できる調整ができたと65だったのはさすがだが、怒りは収まらない。
理由として、まずはR&Aがショーフリーの名前を公表し、イメージを悪くしたことと、ランダムな抜き打ちテストに納得いかなかったことがある。ショーフリーは「もし違反なら、私は喜んで自分のドライバーを替える。しかし、試合にはまだ不適合ドライバーを持っている可能性のある選手が130人もいる。不公平ではないか」としたのだ。「公平にするには参戦者全員のテストが必要。私はキャロウェイがダメなら、PXGもテーラーメイドもダメだと思う」と言ったものだから、話が大きくなってしまった。米ゴルフ誌によれば、キャロウェイのほかに少なくとも2つ、あるいは3つのメーカーのクラブが不適合とみなされている可能性が高いという。
R&Aは「私たちはランダムに選んだ30人の選手のドライバーをテストした。昨年もしたが、このテストは、選手たちが自分のドライバーが適合であると確信が持てるように“サービス"として行っているもの。30人というのは、メジャーにおいては妥当なサンプル数だ」としている。
試合会場で使われるフェースのスプリング効果の測定器は簡易的なもの。どれほどの誤差があるのかは定かではないが、USGAのラボで行っているテストとは精度が異なる。この話題はもう少し尾を引くかもしれない。
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