米女子メジャー最終戦AIG全英女子オープン直前、レクシー・トンプソンが起こした事件の影響で練習ラウンドができない選手が続出した。
事件が起きたのはフランスで行われたエビアン選手権から全英の舞台イギリスへ移動するときのこと。ジュネーブ空港から渡英する際、レクシーは自分がパスポートを持っていないことに気づき青ざめた。すぐにキャディバッグに入れていたことに気づいたが問題はここから。題はここから。
選手たちのバッグはエビアン終了後、荷物専用トラックに積み込まれ、陸路とフェリーでイギリスに向かっていたが、レクシーの父がトラックの運転手に連絡。「これからキャディを(パスポートを取り出すために)行かせるから、その場で待機してほしい」と要請したのだ。運転手は荷物がギッシリ詰まった車内からアリヤ・ジュタヌガンやネリー・コルダらトッププロたちのバッグをかき分け、レクシーのバッグにたどり着く。数時間後に到着したキャディがパスポートを回収したが、3時間の立ち往生でトラックはイギリス行きのフェリーには間に合わなかった。
結局トラックが会場に到着したのは月曜日の午後5時。このアクシデントで38人の選手が予定していた練習ラウンドを行うことができなかった。「パスポートを忘れたことが問題だが、レクシーは自分の行動がほかの選手に影響するとは思っていなかった」と本人の気持ちを代弁した代理人。
ステーシー・ルイスは「アクシデントは起きるもの。起きてしまったら仕方ない。対処するしかない」と冷静な見解を述べたが、なかには「運転手が申し出を拒否すればよかったのに!」(ライアン・オトゥール)という過激な意見も。
本人も辛いだろうがフランスからイギリスまで21時間かかったうえ、とばっちりを受けた運転手もとんだ災難。折しも、夏休みの旅行シーズン。皆さま、もう一度パスポートのご確認を。
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