プラスチックごみ対策が世界的に問題になっているが、ゴルフ場業界の現状はどうだろう。
7月中旬に行われた東日本ゴルフ場支配人会(北海道から17都道府県のゴルフ場支配人が集まる。ほかに西日本ゴルフ場支配人会、その2つを束ねる形の日本ゴルフ場支配人会連合会がある)で、この問題が討議された。
話し合いのきっかけは6月に大阪で開かれたG20。海洋プラスチックごみ対策が取り上げられたことで、ゴルフ界でも取り組むべきだという意見が出た。
結論としては、委員長の「時期は各地区のゴルフ場に委ねるが、ビニール袋の提供はやめよう」という呼びかけに、全会一致をみたという。
ゴルフ場でのビニール袋とは主に風呂場に置いてある汚れもの入れ袋のことで、西武系のゴルフ場ではすでに実施。川奈ホテルGCでは「6月1日から実施していて、その代用としてランドリーバッグを216円で提供している」という。
ゴルフ場大手、PGMは「まだ実施はしていません。これから検討に入る段階です」(同広報)とのこと。アコーディア・ゴルフもPGMと同じような状況だ。
東京オリンピックを開催する霞ヶ関CCにも聞いてみると、「風呂場のビニール袋はまだ廃止にいたってはいませんが、食堂でのストローはかなり前から紙に替えています」(同支配人、今泉博氏)とのこと。
先月の全英オープンでは、ペットボトル入りの水が禁止され、大手スポーツブランドのアディダスが2024年までにアパレルや靴などの商品にバージンプラスチック原料の使用中止を発表している。
ゴルファー一人ひとりが考える時期にきているようだ。
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