日本の男女、レギュラーツアーと下部ツアーでは世代の"逆転現象"が起きていた。
男子下部ツアー、アベマTVツアー9戦目「ITチャレンジin東条の森」では20代を中心に若い世代が台頭。優勝したハム・ジョンウが24歳で、以下5位までの年齢は22、25、28、27。レギュラーツアーで複数回勝利している矢野東(42)、小山内護(49)、松村道央(36)、らは下位に沈み、細川和彦(48)、今野康晴(46)、平塚哲二(47)らは予選通過に遠く及ばず、世代交代が確実に進んでいる様相だ。
一方、レギュラーツアーでは、ベテランが気を吐く。石川遼(27)が復活優勝した日本プロを例に挙げると、石川、ハン・ジュンゴン、星野陸也と3位までは20 代だが、4位藤田寛之50歳、11位小林正則43歳、15位には宮本勝昌46歳、谷口徹51歳が続く。
ところが女子ツアーではレギュラーツアーと下部ツアーのステップ・アップ・ツアーでは男子とは世代が逆転する。
ステップの12戦目「カストロールレディース」と、レギュラーの「大東建託・いい部屋ネットレディス」での出場全選手の平均年齢を計算してみると……。
カストロールの出場選手105人の平均年齢は27・855歳。大東建託は119人で24・87歳。つまり下部ツアーのほうがベテランが多く、レギュラーのほうは、ご存知のように19~20歳の黄金世代・プラチナ世代に代表される若手がツアーの中心格となっている。
この逆転現象をテレビ解説者のタケ小山氏は「男子のほうはレギュラーでは、やはり経験と技術力が必要なので、こういう構成になると思います。しかし女子はジュニアで揉まれた黄金世代がプロテストに受かって、QTへ押しかける。恐れも疲れも知らない19、20歳がイケイケドンドンでレギュラーを席巻する構図になるのは自明の理。中堅は下部ツアーに行かざるを得ません。今年からプロテストを通らなければQTにもいけず、プロテスト自体も17 歳から受験可能となり、この傾向はますます拍車がかかるでしょう」と話す。
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