週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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米最終戦マキロイＶで16億円。
最下位でも４２００万円

　ローリー・マキロイが最終戦のツアー選手権を制し、２度目の年間王者に輝いた。昨年は最終日にタイガー・ウッズと回り７位と撃沈。世紀の復活劇で、脇役に回った雪辱を１年越しに果たしてみせた。

　「ローリー、ローリー」の大歓声に包まれ上がり２ホール連続バーディで２位に４打差をつける圧勝。「去年は（ギャラリーがコースになだれ込み）身の危険を感じたし楽しめなかった。ゴルフの内容が酷かったからね。でも今年は世界１位のブルックス（ケプカ）と回ってメンフィス（セントジュード招待の開催地）で負けた借りも返すことができた。優勝トロフィとフェデックスカップを取り戻せて本当に幸せ。１年でこうも状況が変わるもんだね」とマキロイは喜びを噛みしめた。

　16年に続く年間王者２度目はタイガー以来史上２人目の快挙。「この５年で３度最終日最終組を回り、18番ではギャラリーに盛大に迎えられた。イーストレイク（コース）とは相性がいい。来年もここで勝ちたい」

　シーズン前半に“第５のメジャー＂プレーヤーズ選手権に優勝。６月にはカナディアンオープンを制し、迎えた最終戦で今季３勝目。「もっと勝てた気がするけどすごく良いシーズンだった。胸を張って自慢できる。今年見つかった課題をオフに徹底的に取り組んでいきたい」とさらなる飛躍を誓った王者。

　それにしても優勝賞金がボーナスと合わせて１５００万ドル、およそ16億円とはすごすぎて言葉にならない。トップ30のみに出場が許される大会だけに、最下位でも40万ドル（４２００万円強）と破格。国内男子ツアーの優勝賞金よりも上だ。

　これにはジャック・ニクラスが「私がツアーに出はじめた62年ごろは優勝賞金が２８００ドル（当時のレートで約１００万円）くらいのものだった」と隔世の感にため息。すでに英国の若手アスリートナンバー1のリッチマン、マキロイの資産、今後どうなる!?

　　
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