欧州進出。トップゴルフでゴルフ界が変わる?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/09/24号
2019/09/12更新

欧州進出。
トップゴルフでゴルフ界が変わる?

 ここにきてトップゴルフがさらに"増殖"している。

 弊誌でもたびたび紹介しているが、トップゴルフとは、食事や音楽などが楽しめるボウリング場のようなドライビングレンジ。ゴルフボールにチップが埋め込まれ、ターゲットへの距離などでポイントやスコアを競える新タイプの練習場(?)だ。

 イギリスで誕生し、アメリカで急成長したが、数年後には、ドイツ、スイス、イタリア、オーストリアにも施設ができることが明らかになった。 現在、世界にあるトップゴルフの施設は56カ所。このうち52がアメリカにあり、イギリスに3、オーストラリアに1。さらに、メキシコ、ドバイ、カナダでも開設予定という。日本でも有明のショッピング・居住施設にテナントとして入るとされている。

 今回明らかになったヨーロッパへの進出は、スイスの会社がライセンス契約を結んで行うという。トップゴルフはイギリス発祥だがアメリカで急成長したことから、キャロウェイやテキサス州の富豪などが出資したダラスにある会社が買収している。ただ、今回海外へのライセンス契約を認めたことで、今後、一気にグローバル展開する可能性もありそうだ。

 なにしろ、現在のアメリカの会社が設立された2014年には1億6450万ドルだった売り上げが、今では3億ドルを超える利益を上げ、2年前には1300万人だった利用者が今年は2000万人に迫る勢いという。友人同士や家族での利用ばかりではなく、今ではビジネスや接待にも使われ、利用者数を伸ばしている。アメリカのゴルフコース利用人口が2400万人ということを考えれば、延べ利用者数とはいえ、トップゴルフの利用者2000万人という数字は特筆ものだ。

  
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