迷彩柄着て注意された!アメリカではされません
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/10/01号
2019/10/01更新

迷彩柄着て注意された!
アメリカではされません

 男子ツアーで思わぬ"服装ハプニング"が発生した。

 フジサンケイクラシック3日目、首位スタートしたチャン・キムは迷彩柄のポロシャツを身にまとってプレー。しかし、後半は白地のウェアにチェンジしていた。これは汗をかいたために着替えたというわけではなく、ツアー側から注意を受けたためという。

 どういうことかというと、JGTOのトーナメント規則の「トーナメント会場におけるマナー等に関する準則」第36条の(2)-5に『迷彩柄のウェアとポケットが膨らんだカーゴタイプのズボンの着用は不可とする』という項目があるため。キムは注意への動揺も見せず、チェ・ホソンとともに首位で3日目をホールアウト、最終結果は4位だった。

 この規則はかつて石川遼が、やはりフジサンケイクラシックでポケットの膨らんだタイプの迷彩柄カーゴパンツを着用して物議をかもしたことから規制につながった経緯がある。

 ちなみに、米ツアーではどうなのか。ツアー事情に詳しいテレビ解説者の佐渡充高氏によると「米ツアーの選手の心得でのドレスコードの項目には『襟付き』と書かれているが、その柄までは規定されていません。ただ『品よく』とあり、あくまで品性を問うものです。 迷彩柄は、かつてブー・ウィクリー、ローリー・サバティーニらがよく着ていましたね。米ツアーには、米軍は“国民を守ってくれている"という敬意があり、ある大会ではミリタリープリデュートといって、軍人(退役も含めて)は入場無料です。日本の場合、自衛隊にある種のネガティブなイメージを持つ人もいる。そこが日米の違い。アメリカでは迷彩柄への“アレルギー"のようなものはまったくないので、それがウェア事情の違いとして表れているのでしょう」とのこと。

 また、日本の女子ツアーも男子ツアーと同様、迷彩柄、膨らんだポケットつきのカーゴパンツ・スカートは禁止されている。

  
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