週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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TVクルー着用も要因？
ヨーロッパで圧倒的シェア誇るブランド

　最近、アディダスゴルフのシューズの攻勢、躍進には目を見張るものがあるが、ヨーロッパでは、フットジョイ人気が根強いというデータが入ってきた。

　ゴルフデータテック社によると、フットジョイ社のゴルフシューズのヨーロッパにおけるマーケットシェアは今年の上半期、49・５％にまで達したという。とくに「ProSL」シリーズだけで14・８％のシェアがあり、イギリスに限れば、もしもProSL が独立した会社なら、フットジョイに次いでProSL が、アディダスやナイキを抜いて２番目のシェアを持つブランドということになるらしい。

　「フットジョイは長年ゴルフシューズをリードする会社で、これはこの地位を維持しているということの証明だ。私たちは革新的な技術とスタイリッシュな製品を開発し続けており、顧客の信頼を獲得してきた。今それがアパレルの市場にも波及している」と同社の販売・マーケッティングディレクターのラッセル・ロウズ氏は語る。実際、メンズシャツのジャンルでも16・６％でナンバー１シェアを誇っているということだ。

　今年は、ヨーロッパでのゴルフ中継を行っているスカイスポーツと契約し、同社のクルーやアナウンサーが、フットジョイの服やシューズを履いてテレビに出ていることも要因のひとつかもしれない。

　ただ、親会社のアクシネットの今年半期の中間報告を見ると、フットジョイ全体の売り上げは、昨年同期の２億６０２０万ドルから２億５５１０万ドルへと２％下げている。アパレル部門は好調ということだが、シューズのほうは、価格が下がっているのが原因のようだ。為替相場の影響もあるが、ヨーロッパでのフットジョイ人気は間違いない。

　　
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