アメリカでは、早くも米男子ツアーの新シーズン(2019-20)がスタート。米メディアはいっせいに今季ブレイクしそうな選手の見立てを行っている。注目は?
今シーズン、勝つのはヤツらだ!?カントレー、ミケルソン、ファウラー
「マシュー・ウルフやビクトル・ホブラン(ともに19年にデビューしたクラス19の面々)をネクストブレイクというのは遅すぎる気がする。すでに実績があるからね。自分が推したいのはリッキー・ファウラー。今年こそメジャーを獲るでしょ」というのはゴルフライターのジョシュ・センス氏。「ミケルソンに注目。来年の全米オープンで50歳になった彼が因縁のウィングドフットでグランドスラム最後のチャンスに賭けるわけだから」とは、ゴルフドットコムのアラン・シプナック氏。ウィングドフットは06年の全米オープンで最終ホールにダブルボギーを叩きジェフ・オギルビーに優勝を譲った世紀の敗戦の舞台だ。
ミケルソンの名前が出てくると、もはや"ネクストブレイク"とは関係なくなるが、ほかにも米メディアのなかに「ジョーダン・スピース復活説」を唱える声が。
「いいヤツがこのまま沈むわけがない」と3年ぶりの優勝を切望している。
「パトリック・カントレーが主役になるかも」というのは、編集者のジョシュ・バーロー氏。「昨季は出場25試合中17試合で25位以内に入っている。この安定感は見逃せない。まだ2勝だけど今後は優勝の山を築くはず」
目下世界ランク1位のブルックス・ケプカはどうか? メディアの声を総合すると「メジャーで急に勝てなくなるというビジョンは浮かばない。このまま1位を突き進むのでは?」という声が大半だが、なかには「モチベーションが問題。ただでさえメジャー以外の試合はつまらないと思っている。メジャーに飽きたらこの先はわからないよ」
またメジャーの初優勝候補にはファウラーのほか、ザンダー・ショーフリー、ジョン・ラームの名が。注目されていない松山英樹にスルリと勝ちが……という予想図を描けないこともない。
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