NASAは8打差!過去の圧勝劇を振り返った
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/10/08号
2019/10/17更新

NASAは8打差!
過去の圧勝劇を振り返った

 畑岡奈紗が通算18アンダー、2位に8打差の圧勝で日本女子プロを制した。

17番終了時でコレ!

 日本女子プロにおける過去の圧勝劇を振り返ると、まだ3日間競技だった73年に樋口久子が大会最多の10打差で勝利。74年樋口と昨年のシン・ジエの9打差が続き、畑岡の8打差は3番目の記録となる。

 ほかのメジャーでは、04年日本女子オープンは不動裕理が通算8アンダーでフィニッシュ。唯一のアンダーバーで2位を11打突き放した。この勝利で、不動は当時3試合だったメジャーを全制覇した。

 サロンパスカップは15年の4打差が最多。チョン・インジが日本ツアー初出場でメジャー制覇の偉業を成し遂げた。20歳273日での優勝は大会最年少記録だったが、今年、20歳178日の渋野日向子によって塗り替えられている。

 ツアー最終戦のリコーカップは、06年に横峯さくらが7打差でメジャー初Vを挙げた。

 一方、男子メジャーの最大差はなんと19打。1930年日本プロで村木章が、ホームコースの宝塚GCで開催という地の利を生かした。さらに同年、日本プロの翌週に行われた日本オープンも19打差で決着。宮本留吉が安田幸吉らを下した。なお、宮本は大会最多の通算6勝を挙げている。

 日本ゴルフツアー選手権は01年、同じ宮本でも宮本勝昌の7打差。日本シリーズは、2位のスコアが確認できた74年以降では02年片山晋呉の9打差がもっとも多い。

 海外に目を移すと、全盛期に無敵を誇ったタイガー・ウッズが“2冠"。全米オープンは00年に15打差、マスターズも97年に12打差でぶっちぎった。全英オープンは1862年トム・モリス・シニアの13打差。全米プロは12年ローリー・マキロイの8打差が最多だ。

 米女子メジャーは、54年全米女子オープンのベーブ・ザハリアスと、10年KPMG女子PGA選手権のクリスティー・カーが2位につけた12打差。ANAインスピレーションは00年にカリー・ウェブが10打差、全英女子オープンは12年にシン・ジエが9打差で優勝している。エビアン選手権は15年リディア・コーの6打差が最多(いずれもメジャー昇格後の記録)だ。

  
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