デサントレディースで8打差の大逆転勝利を飾った渋野日向子。日本ではもちろん、英国でもしぶこフィーバーが起きている。英国からの現地レポートだ。
今年、日本で12人目のR&Aの会員になったJGAミュージアム参与の武居振一氏はオータムミーティングのため英国へ。ミーティング前、全英女子オープンが行われたウォーバーンGCを訪ねると、チャンピオンシップボードにはいちばん下にHINAKOSHIBUNOの名前が記されていて、驚いたという。いちばん上には1984年、AYAKO OKAMOTOの文字が。まだ同オープンがメジャーに昇格する前のことだ。
同GCのスタッフが武居氏を歓迎してくれたというが、そこでの話題はもっぱら〝しぶこ〟のこと。「よくぞ、日本人が勝ってくれた!」と絶賛され、武居氏が渋野がラウンド中に食べていた駄菓子を持参して渡したら大喜びされたという。
また、ビジネスミーティングの後、全英男女両オープンの競技報告が行われた時のこと。映像が用意され、渋野が画面に登場すると、100人の参加者が拍手喝采。「スマイリングシンデレラ」の言葉が何度も繰り返されたという。
さらに、ディナー会場では、日本からの参加者3人にはいちばん前列に席が用意されていた。すると、R&Aのジェネラル・コミッティー(最高責任者)、イアン・パティソンが「日本のチャンピオンがついに誕生した。われわれにとってこの上ない喜びだ」と挨拶。600人の拍手の嵐に、武居氏は誇らしい気持ちになったという。
同氏によると、「日本は英米に次ぐゴルフ大国であるし、“市場"としても重きを置いているので、ぜひ日本人に勝ってもらいたかったようだ。そんな気持ちがひしひしと伝わってきました」とのこと。
また、今年は大会の主催がR&Aになり、賞金も増額した初回の大会。しぶこの笑顔は大会のイメージをアップさせ、英国人の心を鷲摑みにしたようだ。
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