海外で流行している電動キックボードが、ゴルフ場に初お目見え。セブンハンドレッドクラブ(栃木県)が導入し、話題になっている。
電動キックボードは2、3回地面を蹴って進み出せば、あとは簡単なハンドル操作だけで運転できる小型の乗り物。法令上は原動機付き自転車に該当するため公道では原付免許が必要だが、私有地内では免許がいらない。自転車とは違い、またがなくてもいいので、子どもから高齢者までより安全、かつ手軽なのが大きな特徴。ただし、現状ではゴルファーが使用するわけではない。
今回同クラブには5台のキックボードが導入されたが、現在、同クラブには人気サッカー漫画『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一氏監修によるフットゴルフ(サッカーボールを用い、より少ない回数でカップインを目指すもの)のコースが18ホールあり、当面はフットゴルフのプレーヤーや従業員がコース内を移動する際に使用するとしている。
同クラブの小林忠広代表取締役社長は「キャディバッグを積むにはどうしたらいいかといった課題がクリアになれば、もちろん将来的には一般のゴルファーの方にも使っていただきたいと考えています。さまざまなサービスや体験をお客さまにご提案していきたい私どもにとって、電動キックボードは大人も子どもも楽しめる新しい価値提供になると確信しています。ゴルフ場でのプレーや体験をより楽しんでいただける新しいきっかけとなれば嬉しいですね」と話す。
海外では、徒歩10~15分ほどの比較的短い距離の移動に最も適しているとして人気が高まった電動キックボード。ゴルフ場での利用はまさにうってつけといえるだろう。今後、コースに広まるかもしれない。
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