三世代でゴルフの楽しさに触れてほしい……そんな願いから発案されたイベント「ムサタンゴルフフェスティバル」が先月末に開催された。
会場は武蔵丘短期大学(埼玉県)で、12家族が参加。まず、子どもたちはスナッグゴルフ。大人はとりかご練習場へ。それぞれコーチに打ち方を教えてもらい、最後は家族対抗でスナッグゴルフを中心に(1ホールだけウェッジとパターを使用する)、ゲームを楽しむというプログラム。
発案者はゴルフジャーナリストで今春から同短大の客員教授を務める舩越園子氏。「昨年までの滞米25年間に取材で接してきた米国のゴルフは、庶民の生活に根づき手軽で良い娯楽でした。日本にもそういうゴルフを根づかせたい。とくに子どもたちにとって、ゴルフは特別な『ジュニアゴルファー』のためだけのものではなく、楽しむためのゴルフがあってもいい。そういう思いでこの会を催しました」(舩越氏)
舩越氏の考えに賛同したという同校の川合武司学長は「このような三世代を対象にしたイベントはあまり例がありません。大学の敷地内ですから声を出して楽しくやれる。ゴルフの“入り口"として、今後に広げていってほしいですね」と話す。
祖母の初枝さん、母の亮子さん、娘の麗來ちゃん(12)の3人で参加した長谷部さん家族は初枝さんがゴルフ経験者。麗來ちゃんは「初めて見たけど、おばあちゃんすごかった! ゴルフを続けてやってみたい」と目をキラキラ。
会の最後に講演した舩越さんは「ゴルフは『正直さ』と『優しい気持ち』、この2つを持っていることが大事。あとはボールを前に進めていくだけ。自由なスポーツなんです」と伝え、会を終えた。
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