畑岡奈紗が日本女子オープンで、史上3人目となる大会通算3勝目を挙げた。
畑岡の初制覇は、高校3年生だった16年。初出場の大会、しかもメジャーで逆転優勝を成し遂げた。アマチュアのメジャーVは史上初、17歳263日での達成もメジャー最年少記録だった。
17年にはプロとして大会連覇を達成。昨年は3打差2位で3連覇ならずも、今年リベンジを果たした。同オープンで3勝以上は樋口久子(8勝)、涂阿玉(3勝)に続き3人目の快挙だ。
日本ツアー通算5勝(アマ時代を含む)のうち、メジャーが4勝を占める畑岡。メジャー通算優勝回数を調べてみると、1位は樋口の17 勝(ほかに日本女子プロ9勝)。女子歴代最多の69勝を挙げる樋口だけに、納得の数字だろう。
大迫たつ子が8勝で続き、3位は涂と森口祐子が6勝。5位が不動裕理と岡本綾子の5勝で、畑岡の4勝はシン・ジエ、肥後かおり、テレサ・ルーと並んで7位にランクされる。このなかで通算優勝回数がいちばん少ないテレサ・ルーでも16勝しており、畑岡の〝大舞台での強さ〟は際立っている。
男子は、国内ツアー通算94勝を誇るジャンボ尾崎の20勝がダントツ。日本プロ6勝、日本オープン5勝、日本シリーズ7勝に加え、かつてメジャーだった日本プロマッチプレーとPGAフィランスロピーも1回ずつ勝っている。
2位の青木功(13勝)、3位の中嶋常幸(12勝)まではツアー通算勝利数と順位は同じ。4位には、日本のゴルフ黎明期を代表する宮本留吉の10勝が入る。5位が尾崎直道の8勝、6位は中村寅吉と片山晋呉が7勝で並び、8位の6勝は戸田藤一郎と林由郎、10位の5勝には橘田規、谷口徹、丸山茂樹の3人がつける。
畑岡は9月の日本女子プロも制しており、アマ時代の16年を含め、出場したメジャー5試合で4勝を荒稼ぎ。黄金世代の筆頭格は、輝きを増す一方だ。
【関連記事】こちらも注目です!
2018/09/26 29オーバーがあった!メジャーの最少スコア最多スコア
2016/11/01 どうなる?緑の甲子園。通信制高校"排除"の動きが……
一覧へ戻る
|