本間ゴルフの2019年アパレルで「WHOAMAI?」キャンペーンがスタート。「WHOAMI?」の誤植では、もちろんない。
AIはいわずと知れた人工知能のことで、今回はAIによって生成された架空の〝実在しないモデル〟が秋冬のコーディネートを着こなしている。先月末、JR新宿駅には架空モデルの巨大ポスタービジュアルが登場し、雑踏のなかでひときわ目を引いた。
また、公式サイトでは50パターンのコーディネートをAIが作り出した、この世に存在しないモデルたちが次々着用する。つまり、パターンはほぼ無限。気に入ったコーディネートがあれば、ECサイトから購入することもできる。
本間ゴルフは〝AIモデル〟の起用について「秋冬すべてのコレクションを見せるには、撮影する量、モデルの人数にも限界がありました。そこで業界初となるクリエイティブAIのテクノロジーを駆使し、大量のルックを作り出すことになりました。また、本間ゴルフは一般的に年配者のイメージがあるかと思いますが、AIを使った試みで、若い人にもゴルフに興味を持ってほしいという思いもありました」と、意図を語る。
このプロジェクトは京都大学発のクリエイティブAIの研究開発を行っている企業との共同開発で生まれたもの。「顔のパターンを出すために、何日もAIに学習させました。顔と体の合成時にうまくいかなかったときは、30回以上もプログラムを修正し、AIチューニングを繰り返しました」(本間ゴルフ)という。
50人分のモデル代が浮いたのでは……というのは早合点。果てしないトライ&エラーの繰り返しで生まれた斬新ビジュアルなのだ。
【関連記事】こちらも注目です!
2019/08/07 やっぱりホーガンはすごかった!最新AⅠで明らかに
2019/09/02 あのキング氏ゴルフ界から食品業界へ異色の転身
一覧へ戻る
|