こちらも鉄人!全英開催14コースを10日間で回るプロ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/11/05号
2019/10/30更新

こちらも鉄人!
全英開催14コースを10日間で回るプロ

 グラビアページでは津CCで行われた「ゴルフトライアスロン」を紹介しているが、こちらは10日間で全英オープンを開催する全14コース制覇に挑むプロがいるというお話。イギリス出身のプロ、ルーク・ウィレット34歳。移動手段はなんと自転車だ!

 一見無謀とも思えるチャレンジだが、そこには若者のゴルフへの関心を高め、彼らの人生を変えるきっかけをつくるという壮大な目的がある。この間、募金を呼びかけ、集まったお金はゴルフ財団に寄付。スポーツ振興に役立てられるという。

 これまでにウィレットはスコアとプレーのスピードを競うスピードゴルフの世界記録に挑んだり、ロンドン市街のオックスフォードサーカスでチップ&パットを行うアイアンゴルファーチャレンジに挑戦したり、3マイル(4・8キロ)のスイムのあと急勾配の坂をバイクで走り、18ホールをプレーする“トライアスロン"を完走した経歴を持つ。プロゴルファーというより、もはや冒険家または鉄人と呼ぶに相応しい人物だ。

 今回のチャレンジは10月18日のカーヌスティからスタートし、同日にセントアンドリュース、翌日にはミュアフィールドほかをプレー。21日にターンベリー、22日にロイヤルポートラッシュ、27日のロイヤルセントジョージスまで全14コースを1日に1~2ラウンドし、コンプリートする。海を渡る場合のみフェリーを利用。全行程バッグを積んだ自転車で走破するという。

 ゴルフ財団の資金調達部長V・ベル氏は「より多くの若者をゴルフに惹きつけようとするウィレットの努力は賞賛に値します。より多くの人々に彼を支援していただきたい」と、全面バックアップを表明。

 ちなみにウィレットは独自で編み出した『ゴルフィング・コーストtoコースト』(北海沿岸のおよそ200キロを自転車で走破しルート沿いのコースでプレーする)なるゴルフマラソンを完走したことでも知られている。

 津CCのレースで驚いた皆さん、世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるものです。

  
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