キャリア23年、メジャー15勝を誇るタイガー・ウッズが自身初の回顧録『Back』を出版することが明らかになった。
10月20日に行われたイベントは、その名も「TIGER IS BACK」
10月15日に声明を発表したタイガーは「長い間スポットライトを浴びてきたので私についての数多くの本や記事、テレビ番組が世に送り出されてきました。しかしそのほとんどが間違っていた。今回出版される本は私自身の言葉で自分の考えを表現しています。これまでの人生でなにが起こりなにを感じたのか? 読者の皆さんが読みたいと思っていただける本ができあがるのを楽しみにしています」と述べている。
出版するのは大手出版社のハーパーコリンズ。具体的な発売日は未定。タイガーと直接会って詳しい打ち合わせをしたという担当者は「彼がいかに語りたがっているか、その準備ができているか、どれほどの情熱を持っているのかを確認しました。並外れた作品が完成するはずです」と自信たっぷり。
内容は人種の壁を打ち破りゴルフ界の新時代を切り開いたタイガーがトップに上り詰める栄光の物語はもちろん、ケガやスキャンダルにまみれ再起不能といわれながら奇跡の復活を遂げ、今年のマスターズで11年ぶりにメジャー15勝目を挙げた感動のシーンまで、われわれが知る表舞台だけではなく本人の苦悩や葛藤などが描かれる。
昨年も2人のジャーナリストの共著による自伝本が出版されたが、中身は250人に及ぶ関係者の証言による構成で、タイガー自身のインタビューはなかった。これまでタイガー自身が手がけたのは90年代終わりに出版されたレッスン書『私のゴルフ論(上・下)』だけ。自伝はない。
タイガーはかつて、自分の人生が映画化されるなら「主役は若いころはデンゼル・ワシントンに、年老いたらサミュエル・L・ジャクソンに」などと語ったことがあった。その折は、この『Back』が原作になるやも……。
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