練習日に1万人オールブラックスも訪れたZOZO”狂奏曲”
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/11/12号
2019/11/05更新

練習日に1万人
オールブラックスも訪れたZOZO”狂奏曲”

 PGAツアーの日本初上陸で大きな話題をさらったZOZOチャンピオンシップ。前売り券が飛ぶように売れ14万枚が完売する盛況ぶりに日本の潜在的ゴルフファンの存在を感じさせられた。ZOZO狂想曲の裏側をレポート。

雨中の練習日にこのギャラリー!

 台風20号が温帯低気圧に変わり開催コースのアコーディア・ゴルフ習志野CC付近に荒天をもたらした10月22日(火)。せっかくの指定練習日は時折強い雨が降るあいにくの天候となった。そんななかトッププロの姿をひと目見ようと国内メジャーの最終日を凌ぐ1万1000人のギャラリーがコースに詰めかけた。

 前日、スキンズマッチに出場したタイガーは会場に姿を見せなかったが、それでも練習場に設えられた特設スタンドは鈴なりの人だかり。その周りを二重三重にギャラリーが取り囲み立錐の余地がない。そこにジョーダン・スピースら人気選手がカートで登場すると拍手が湧く。

 「雨のなかこんなに大勢のギャラリーが見にきてくれて驚いた。本当に日本のファンは素晴らしい」とスピースも感激の様子。日本での競技出場は13年ぶりとなったタイガーも「日本のファンはゴルフのことをよく知っている。熱烈な応援にはいつ来ても励まされる。凄く良い経験だった」と賞賛の言葉を口にした。

 快晴に恵まれた水曜のプロアマ大会にはラグビーニュージーランド代表、オールブラックスのバレット兄弟が表敬訪問に訪れ(ゴルフはしていない)、ジェイソン・デイらと記念写真に収まるなど華やかな大会に花を添えた。

 ボーデン・バレットも「ゴルフ好き」を公言しているが、PGA選手のほうにもラグビーフリークが多く、マキロイのように準々決勝をスタジアムで観るために来日を早める向きも。とくにアイルランド勢や南ア勢は日本開催のワールドカップを見据えてスケジュールを組んでいたようだ。

 ジュニアの来場者も多く、タイガーや若手がクリニックを行ったりファンサービスも手厚い。ツアーのなかの単なる1試合というより「多くの人にゴルフを楽しんでもらいたい」というトッププロたちの心意気が感じられた。

 「良い流れを今後日本ツアーで引き継いでほしい」というPGAツアーの思いを日本の男子ツアーはしっかりと受け止めてほしい。

  
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