出場停止3年から1年に短縮。中指立てで処分のプロ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/11/19号
2019/11/20更新

出場停止3年から1年に短縮。
中指立てで処分のプロ

 試合中、携帯のシャッター音に怒りギャラリーに中指を立てるジェスチャーをして韓国ツアーから3年間の出場停止措置を受けたキム・ビオ。処分が1年に軽減された。

 10月23日に行われたツアーの理事会でキムの処分について再検討され、3年から1年に期間が短縮された。ただし、その理由は明らかにされていない。

 ことの発端は同ツアーのDGB金融グループボルヴィック大邸慶北オープン最終日。優勝争いの先頭を走っていたキムが16番のティショットを放った瞬間、シャッター音が響く。ティショットは100ヤードしか飛ばず、ミスに怒り心頭のキムはクラブを投げ観客に中指を突き立てた。

 すると即刻「マナー違反と不適切な行為でゴルフファンの尊厳を傷つけた」として出場停止3年の処分が下された。

 本人は土下座して謝罪し、言い訳はしなかったようだが関係者によると当日はシャッター音に何度も邪魔されており、16番でも「止めてほしい」とお願いした直後だったという。

 処分については当初から、プロをはじめ海外メディアからキムを擁護する動きが。「彼の行為は間違っている。でも3年は長すぎ。バカげている。プロの仕事場を奪うのはやめてほしい」と母国の先輩ケビン・ナ。「そもそも禁止されている携帯の撮影をしたファンのマナーはどうなんだ?」と指摘するメディアもあった。

 罰金1000万ウォン(約90万円)と120時間のコミュニティサービス(社会奉仕活動)は変わらず義務づけられているが、来秋には試合への復帰が可能となった。

 ツアーデビューした10年に最優秀選手賞と新人賞をダブル受賞したキムは翌11年PGAツアーにも参戦。アメリカでのシードは逃したが、今季は韓国ツアーで賞金王を争っていた。

 将来ある29歳への厳しすぎる処分の軽減。「キム・ビオに自由を!」と書かれたキャップをかぶって支援していたナのキャディも喜んでいる!?

  
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