ヒッコリーの日本選手権鳴尾GCで
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/11/19号
2019/11/20更新

ヒッコリーの日本選手権
鳴尾GCで

 ラブでのゴルフが静かなブームを呼んでいる。

 きっかけは軽井沢にオープンした1軒のアンティークゴルフショップ(現在は神宮前にも開店)。経営者のアレックス・ブルース氏はスコットランド出身で29年前に来日、銀行勤務後、故郷のセントアンドリュースで馴染んだヒッコリークラブでのゴルフが日本でも広まればとの意図で開店。ニッカーボッカーに身を包んで仲間たちと遊ぶうちに、作家・阿川佐和子が加わり「阿川佐和子トロフィーヒッコリーゴルフ」というイベントに結実。ヒッコリークラブを持っていない人でもレンタルして参加できる。

 昨年からは神戸GCで「日本ヒッコリーオープン」を開催。そこに出場した高澤邦彦氏と若松吉己氏、福本勝幸氏の3人が、世界ヒッコリーオープンが聖地・セントアンドリュースオールドコースであることを知って世界大会に参加し、優勝の快挙。3人は今年も同大会(ダンバーGC)に参加し連覇を果たした。

 そして今年、さらに第1回「日本ヒッコリープレーヤーズ選手権」(11/28)が開催される。コースは1920年開場の鳴尾GC(兵庫県)。主催はこのほど設立された日本ヒッコリーゴルフ協会。設立者の1人、鳴尾の会員でもある今西隆司氏は「1920年代はむろんヒッコリー時代。つまり本来に立ち戻ったわけです。ニッカーボッカーを着てヒッコリーでラウンドすると当時の景色がよみがえります」と話す。

 ヒッコリーゴルフの魅力を「インパクトの音がやさしい。それにゆっくり振らなければタイミングが取れないなどスウィングの基本に立ち戻れます」と今西氏。高澤氏は「私のドライバー飛距離は240ヤードですが、ヒッコリーで打っても40ヤードしか落ちません。その分、ロングアイアンを使うことが多くなり、ゴルフ場が本来の長さになって開場当時の設計者と会話する気持ちになります」という。

 同選手権への参加申し込みはhickorygolf@cuthbert.co.jp から、または080-1398-0777へ。

  
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