フィル・ミケルソンが26年間キープし続けた世界ランクトップ50から陥落。”ひとつの時代が幕を閉じた”と大きな話題になっている。
返り咲けるか!?
WGC-HSBCチャンピオンズ最終日、68をマークして28位タイで4日間の競技を終えたミケルソン。優勝したローリー・マキロイには14打及ばなかった。
ときを同じくして国内ツアーのマイナビABCチャンピオンシップが決着し、今平周吾が単独2位に入ったことでミケルソンは前週の50位からはじき出され51位へ。53位だった今平が50位に滑り込んだ。
トップ50を外れたからといって、大袈裟に嘆くことでもない気がするが、それがニュースになるということが、いかにミケルソンがこの四半世紀偉大なプレーヤーであり続けたかの証。
彼がトップ50入りしたのは奇しくも93年国内ツアーのカシオワールドオープンで2位に入った11月のこと。26年前といえばその後最大のライバルとなるタイガー・ウッズはまだ高校生。プロ転向は3年後のことだ。ブルックス・ケプカに至っては3歳だから、ミケルソンの選手としての長寿ぶりに改めて感嘆するばかり。
彼がトップ50をキープしてきたのが1353週間。ローリー・マキロイは目下572週連続50位以内だが、ミケルソンには15年及ばない。しかしタイガーがいたことで、ミケルソンの最高位は2位。世界ランク1位には未だ届いていない。
HSBCチャンピオンズを28位で終えた48歳のミケルソンは「いろいろあって自分のゴルフに集中できなかった。クリアなイメージが湧いてこない。ここ半年以上集中力が欠けている」とメンタル面で苦心していることを打ち明けた。
ミケルソンがいるツアーは面白い。だがすべての物事には終わりがある。「彼は50歳になっても優勝できる」(ポール・エイジンガー)という声もあるが、果たして……?
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