タイガー・ウッズはZOZOチャンピオンシップの優勝でサム・スニードのツアー勝利記録82勝に並んだが、スニードに追いつけそうにない記録がある。
USLPGAのメディアガイドの優勝者一覧に「サム・スニード」の名前が!
米ツアーのオフィシャルサイトの選手紹介を見ると、タイガーはツアー82勝に加え、欧州や日本などインターナショナルでの12勝に加え、アディショナル(追加)として、毎年末に自身がホスト役で実施するワールドチャレンジなどでの14勝が記載されている。
一方、サム・スニードはインターナショナル6勝のほかに、付記として42もの大会での勝利が列挙されている。
そのひとつに、1962年のロイヤルポインシアーナプラザ招待という大会がある。実はこれが、米女子ツアーのツアー競技なのだ。
女子ツアーのオフィシャルガイドブックに「2月6日、7日。パームビーチGC、優勝4500ドル サム・スニード211(5アンダー)。2位2000ドル ミッキー・ライト216(イーブンパー)」(概略)として結果が記載されている。
この大会は「バトル・オブ・セクシーズ」(男と女の対決)と銘打たれた競技(パー3コース)で、前年に第1回大会が男女各12人出場で行われ、女子のルイーズ・サッグスが優勝。スニードは3位に終わり、周囲から大いにからかわれることになった。
翌62年はスニード(49)一人対14人の女子プロの対戦(パー3コースを4ラウンド=パー216)で、スニードが前年の雪辱を果たした大会だった。
ところで、このとき2位になったミッキー・ライトは女子ツアーで歴代2位の82勝(1位はキャシー・ウィットワースの88勝)、スニードとタイガーと同じ勝ち星を挙げた名選手。
また「男と女の対決」だが、来年欧州ツアー/欧州女子ツアー共催競技「スカンジナビアン・ミックスド・ホステッドbyヘンリク&アニカ」(ステンソンとソレンスタムが参画)として、公式に同じコースを舞台に行われる予定。
昨夏公開されたアメリカ映画「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」は、1970年代に実際に行われた男女のプロテニスプレーヤーの“ガチンコ勝負"を題材にしたもので、日本でも話題になったが、ゴルフでも「バトル・オブ・セクシーズ」があったとは。映画化はどうだろう?
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