ランガー時代終焉か!?米シニアマッキャロン年間王者に
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/03号
2019/12/05更新

ランガー時代終焉か!?
米シニアマッキャロン年間王者に

 米チャンピオンズツアーの19年シーズンが終了。2年連続6度目の年間王者を目指したベルンハルト・ランガーを退け、スコット・マッキャロンが新王者に輝いた。

 タイトル奪取が決まった瞬間、マッキャロンはランガー、ジェリー・ケリーとともにクラブハウスのダイニングルームで赤ワインを飲んでいた。

 最終戦のチャールズ・シュワブカップ選手権で早々に優勝争いから外れていたマッキャロンはなすすべもなく、レティーフ・グーセンとジェフ・マガートのプレーオフが決着するのを待っていたのだ。

 マガートが勝てば年間王者はマッキャロンのもの。だがグーセンが勝てば形成は逆転する。するとコースから割れんばかりの大歓声。3人が急いでテレビの画面に視線を投げると……マガートが124ヤードを直接カップに沈め、劇的イーグルで4年ぶりに優勝を遂げていたのだ。結果マッキャロンが待望の年間王者に。

 「マガートはツアーで一番好きな選手。彼のおかげだ。信じられない!」と叫んで喜びを爆発させたマッキャロンに、マガートは「相当いい赤ワインを飲んだんだね」と苦笑い。

 戦況によって年間王者のチャンスがあったランガーは4位タイにとどまり6度目の年間王者ならず。ポイントランクも4位でシーズンを終え、07年のシニアデビュー以来続いていた“ランガー1強"時代の終焉を感じさせた。

 今季の同ツアーは最多勝利が「3」で、年間王者レースが最終戦までもつれるなど上位選手の成績が拮抗していた。ポイントランク、賞金ランクともに1位がマッキャロン、2位がケリー、3位グーセン、4位ランガー。

 1強時代が終わったとはいえ62歳にしてトップ10入り12回、平均ストローク69・26と第一線で活躍し続けるランガーが“シニアの星"であることは変わりないのだが……。

  
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