伊藤園レディスで鈴木愛が今季7勝目。樋口久子三菱電機レディスからの3週連続Vとともに、女子ツアーでは数少ない快挙だ。
88年のツアー制度施行以降、シーズン7勝以上を挙げたのは不動裕理が03年に10勝、翌年も7勝。イ・ボミも15年に7勝しており、鈴木は史上3人目の偉業だ。
3週連続優勝となるとさらに少なく、07年にジョン・ミジョンが4~5月に屋島クイーンズ、サロンパスワールドレディス、ヴァーナルレディースをたて続けに制して以来、史上2人目となる。
樋口久子が73、74年にそれぞれ4連勝しているが、当時は年間十数試合と規模が小さく、日程が飛び飛びだったため、4"週"連続ではない。
「出場した試合での連勝」でいえば、アニカ・ソレンスタムの日本ツアー5試合連続がある。02年~05年のミズノクラシック4連覇と、03年のニチレイカップワールドレディス優勝だ。このパターンでは福嶋晃子が97年、リサロッテ・ノイマンも97~98年に3連勝した。
男子では、3週連続はグラハム・マーシュ(74年)、謝敏男(82年)、尾崎将司(88、94年)の3人。3試合連続は青木功(86年)、尾崎(89、90、96年)、片山晋呉(00~01年)が達成している。
海外の連勝記録を見ると、米男子ツアーはバイロン・ネルソンが45年に11連勝を記録。この年、ネルソンは18勝をマークした。2位がタイガー・ウッズの7連勝(06~07年)で、タイガーはほかに6連勝(99~00年)、5連勝(07~08年)もある。
女子はナンシー・ロペス(78年)と、またも登場のソレンスタム(04~05年)の5連勝が最多記録だ。
「まぐれで1勝はできても2勝目が難しい」とはよく言われるが、さらに連勝となると相当の実力者でないと至難。鈴木もその域に達しつつある。
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