欧州ツアーの新シーズン開幕戦で短パンの着用が許可された。
上段記事のとおり、ララサバルが制したアルフレッド・ダンヒル選手権は南アで開催されていた。気温40度の猛暑のなかでの戦いとなり、同ツアーは選手の健康面を考慮し、大会開催期間中に限り短パンの着用を認めることに。「この気温のなか長ズボンでのプレーは不快。体調に及ぼす影響も大きい」とトーナメントディレクターのデビッド・ウィリアムズ氏。
欧州ツアーでは16年からプロアマと練習ラウンドに限り短パン着用が許可されているが本戦では初めて。シーズン開幕戦ということ以上に、史上初の短パン解禁がクローズアップされることとなった。
大会に出場したアーニー・エルスは「この問題はツアーで長い間、議題に上ってきた。今回の件がゴルフのゲームチェンジャー(転機)になるだろう。一度限りということはないようにしてほしい」とコメント。
またライダーカップのキャプテン経験者トーマス・ビヨーンは「地球温暖化の折、ゴルファーが快適にプレーするために必要な措置」と短パン容認を支持。「短パンを着用することで選手たちはより快適にラウンドができる。プロゴルファーがひざから下を見せることになんら問題はない」というのはローリー・マキロイだ。
ちなみに、JGTOには「トーナメント会場におけるマナー等に関する準則」があり「ズボンは長ズボンを着用すること。短パンはハイソックスを着用したとしても不可とする」という規約がある。しかしここ数年の猛暑で熱中症を訴える選手が増え、17年から夏場の試合だけ練習ラウンドに限り半ズボンでのプレーが許されている。
マナーを重んじるスポーツだけに難しい問題だが、試合中選手が熱中症でバタバタ倒れるシーンなど見たくない。東京五輪の会場は35度を超す酷暑が予想されている。果たしてそのとき主催者はどんな判断を下すのか?
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